モーツアルト交響曲第38番ブラハ

2012年11月13日

モーツアルト交響曲第38番ブラハ



今日は久しぶりに一番好きなモーツアルトの交響曲第38番ブラハを聴いた。
この曲を最初に聴いたのは中学生の頃かな。

ちょうどクラシックを聴き始めたばかりの頃で、
小遣いを貯めてはレコードを買っていた。
最初に買ったのがベートーヴェンの第5番運命、それから田園、第9、それにモーツアルトの39番、40番、41番の3曲が一枚に入ったレコード。(たしか900円の廉価版レコードでね。カール・ベーム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。けっこう贅沢でお得なレコードでした(笑))
その次あたりに買ったのがモーツアルトの交響曲第36番リンツとモーツアルトの交響曲第38番ブラハがカップリングされたレコードだった。演奏はブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団。

始めて聴いたときからこのレコードに惹きつけられた。ベートーヴェンのように気難しそうな(笑)力が入りまくった音楽ではない。明るく軽く親しみやすいメロディの連続なのにときおりふっと翳りも見せる。なんてチャーミングな音楽なんだろう。

中学から高校を出る頃まで、このレコードはほとんどすり切れるまで何度も聴いた。
(聴きながら何だか涙が止まらなくなったこともある。・・・何故だ(笑))

大学へ入ると下宿生活。始めはステレオもレコードも持って行けなかったから暫くは自由に音楽を聴くことはできなかった。そんな生活にも少し慣れようやく安物のステレオを手に入れたとき、まず聴きたいと思ったのがこの「ブラハ」。
ですぐにレコード屋に行って適当に(あまり演奏者のことも気にせずに(笑))一枚、やはりリンツとブラハがカップリングされたレコードを選び、部屋に帰ってすぐにプレーヤーにかけ・・・。
でも驚いた。聞こえてきた音楽は今まで親しんでいたモーツアルトのリンツやプラハとは全く違う音楽に聞こえたのだ。何だ?・・・音楽が演奏者の解釈や能力によってどれだけ変わるか、を始めて体験した瞬間(笑)
それからしばらくの間お金に余裕ができるたび何種類ものブラハのレコードを買い集めた。カラヤン、コリン・ディビス、ジュリーニ、その頃話題になっていた古楽器の演奏(指揮者、オーケストラは忘れた(笑))etc・・・。でもみな何か違う・・・。6枚目か7枚目に買ったクーペリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏でようやく・・・ああこれがプラハだ、と。

今日聴いたのは、カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団のCD。
大好きなモーツアルトの交響曲第38番ブラハだが、
聴いて満足できるのは、ワルター、シューリヒト、クーベリック、この3枚くらい。
モーツアルトの天真爛漫さと繊細さを微妙なバランスで演奏するのは意外に難しいことのかもしれない。
posted by cwind at 21:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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